桜開花予想2026、金沢は3月30日
2026年の金沢・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年より4日早い、3月30日。
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。
金沢の桜は早い年には3月下旬に開花し、遅い年は4月中旬の開花となります。平年の桜開花日は4月3日です。
2026年の金沢の桜は前年秋(2025年11月)の気温が高い影響で、花芽の休眠打破が平年より1日遅い見込み(2月2日に休眠打破)。休眠打破後の花芽生長は3月の気温が高い影響で早い見込みです。
金沢の桜開花予想は平年より4日早い、3月30日です(計算式は下記)。
なお、ソメイヨシノの満開は4月5日から4月12日頃の予想です。
*2025年10月20日時点の予想。今後、気温を予想値から実測値に切り替え、開花予想を改定していく予定です
2026金沢開花予想(計算式)
▮ 計算の前提条件
開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①
休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)。
金沢の最低気温が8℃以下になるのは11月16日以降(平年値)。
2月1日を積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。
1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち23時間(平年値)…②
気温の実測値は気象庁の観測値を使用
気象庁(3ヵ月予報、寒候期予報)によると、2025年11月の気温は「高い」見込み(平年より1℃高いと予想)。2025年12月〜2026年2月の気温(金沢)は「ほぼ平年並」の見込み。また、3月の気温は年々、高くなっており(地球温暖化の影響。過去5年平均で+1.8℃)、2026年3月も平年より1.8℃高いと予想
▮ 2026年の休眠打破
2025年11月(16日〜30日までの15日間)の気温は平年より1.0℃高い予想。これによる休眠打破の遅れは、
15日×1.0℃(平年との差異)×2時間=30時間…③
2025年12月の気温は「平年並」の見込み。これによる休眠打破の進み、遅れは、
31日×0.0℃(平年との差異)×2時間=0.0時間…④
2026年1月の気温は「平年並」の見込み。これによる休眠打破の進み、遅れは、
31日×0.0℃×2時間=0時間…⑤
気温高めに因る休眠打破の遅れ(③+④+⑤)は、
30.0時間(11月)+0.0時間(12月)+0.0時間(1月)=30.0時間…⑥
休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
30.0時間÷23時間=1.3日(2日)
2026年の休眠打破は平年より2日遅い、2月3日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 2月の積算温度
2026年2月の気温は「平年並」の見込み(金沢の2月の平均気温は4.2℃)。休眠打破後の2月の日数(2月3日〜2月28日)は26日。2月の積算温度は、
4.2℃✕26日=109.2℃…⑦
▮ 3月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)の積算温度を引いたもの。
360℃ー109.2℃=250.8℃…⑧
▮ 3月の開花に必要な日数
必要な積算温度(⑧)を、3月の予想気温8.5℃(3月上中旬の平年値6.7℃+1.8℃)で割ったもの。
250.8℃÷8.5℃=29.5(約30日)
計算上の金沢の桜開花日は平年より4日早い、3月30日。
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| 金沢の桜:©金沢市観光協会 |
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| ソメイヨシノ |
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