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 日本経済・概況
                       
<概要>
・日本のストックは順調に伸びている。ただし、政府金融負債だけは膨らんでいます。

・雇用は量的には確保されています(失業率2.4%)。ただし、質(非正規雇用の時給が低い)が問題となっています。

・物価の伸びは低く(+0.8%)、インフレターゲットとなっている年率2%には達していません。
         
・日銀は景気について、緩やかに拡大を続けている。今後も緩やかな拡大を続けると判断しました(9月19日)。
 ストック指標
                       
<日本の総資産(国民資産、2016年末)>
・日本の総資産…1京497兆円(+2.9%)
・負債…7146兆円(+3.5%)
・正味資産(国富)…3351兆円(+1.6%)
   
*総資産の内訳は、非金融資産3002兆円、金融資産7495兆円
*カッコ内は前年比。
*2018年1月17日、内閣府
       
<部門別・資産状況(2016年末)>
■個人
・資産…2889兆円(非金融1065兆円、金融1825兆円)
・負債…315兆円
・正味資産…2574兆円
 
■企業(金融を除く)
・資産…2251兆円(非金融1134兆円、金融1117兆円)
・負債…1749兆円
・正味資産…501兆円
 
■金融機関
・資産…3925兆円(非金融31兆円、金融3895兆円)
・負債…3765兆円
・正味資産…161兆円
   
■政府
・資産…1302兆円(非金融698兆円、金融604兆円)
・負債…1285兆円
・正味資産…18兆円
   
■非営利団体
・資産…129兆円(非金融75兆円、金融55兆円)
・負債…32兆円
・正味資産…97兆円
 
*正味資産=資産ー負債
*政府は、中央政府+地方自治体
*2018年1月17日、内閣府
      
<金融資産状況(2018年6月末)>
■金融資産7745兆円
■金融負債7418兆円
■ネット金融資産…327兆円
 
■内訳(部門別資産状況)
・個人…資産1848兆円、負債318兆円
・企業…資産1228兆円、負債1881兆円
・政府…資産572兆円、負債1292兆円
・金融…資産4041兆円、負債3896兆円
・非営利団体…資産57兆円、負債31兆円
           
*日本の総資産のうち、最新の金融資産状況を表した数値です
*政府は、中央政府+地方公共団体
*2018年9月20日、日本銀行
           
<外貨準備高(2018年8月末)>
・1兆2593億ドル(約140兆円)
   
*外貨準備高…日銀と財務省が保持する外貨の量
*2018年9月7日、財務省
 雇用統計(失業率)
                       
■2018年7月
・失業率…2.5%
   
・就業者数…6660万人(97万人の増加)
・完全失業者数…172万人(19万人の減少)
        
*2018年8月31日、総務省
 物価統計(インフレ率)
                       
■日本のインフレ率…生鮮食品を除く消費者物価の前年比
          
<消費者物価指数(2018年7月)>
・物価指数…101.0(+0.9%)
・生鮮食品を除く…100.9(+0.8%)
・生鮮食品とエネルギーを除く…100.9(+0.3%)
       
*消費者物価指数…消費者が購入する段階での、物価の変動を表す指数。2015年の物価を100としている
*2018年8月24日、総務省
      
<企業物価指数>
・8月…101.7(前年比3.0%の上昇)
         
*企業物価指数…企業間で取引される商品価格の変動を表す指数。2015年の平均を100としている
*2018年9月13日、日銀
       
<企業向けサービス価格指数>
・7月…104.9(前年比+1.1%)
*サービス価格指数…企業間での「サービス」の価格動向を示す物価指数。2010年の価格を100としている
*2018年8月24日、日銀
     
<コメの取引価格>
・8月…1万5683円(+8.5%)
*1等米の玄米60kgの値段
*2018年9月14日、農水省
    
<ガソリンの小売価格>
・1リットル153.7円
         
*レギュラーガソリンの全国平均価格
*ガソリン価格には、在庫の状況や産油国による生産調整、為替が影響する。特に世界の原油価格を決めるニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格の影響が大きい
*2018年9月20日、資源庁
 政策指標
                       
■インフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。
具体的には、日銀当座預金の一部にマイナス金利適用と、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。
      
<マネタリーベース>
・8月の平均残高…498兆3868億円(+6.9%)
・8月末時点…501兆9637億円
       
■内訳(8月末時点)
・日本銀行券発行高…104兆7502億円
・貨幣流通高…4兆7862億円
・日銀当座預金…392兆4273億円
     
*マネタリーベース…中央銀行が供給する通貨のこと
*2018年9月4日、日本銀行
     
<マネーストック(2018年8月)>
・M3…1337.6兆円(前年比+2.5%)
*マネーストック…通貨総量。複数の指標が存在しますが、日本ではM3が使われます。
*M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(譲渡性預金)
*2018年9月11日、日本銀行
     
<日銀当座預金>
・8月の平均残高…389兆5810億円
(このうち付利の対象372兆430億円)
      
■内訳
・プラス金利…208兆960億円(55.9%)
・ゼロ金利…142兆8090億円(38.4%)
・マイナス金利…21兆1380億円(5.7%)
      
*プラス・ゼロ金利適用には被災地支援オペなど特殊な積み上げがあります。上記の数値は特殊な積み上げを外した適用額で、実際の適用額とは異なります。実際のマイナス金利適用額は、8月時点で約10兆円強です
     
*カッコ内は、当座預金に占める割合
     
*日本銀行当座預金…金融機関が日銀に預けている当座預金のこと。3つの種類に分かれ、プラス金利(+0.1%)、ゼロ金利、マイナス金利(-0.1%)が適用されます
*2018年9月18日、日銀
 景気動向指標
                       
<短観(2018年6月)>
・総合…+16(-1)

■企業規模別・業況判断指数
・大企業・製造業…+21(-3)
・大企業・非製造業…+24(+1)
・中堅企業・製造業…+20(+1)
・中堅企業・非製造業…+20(-1)
・中小企業・製造業…+14(-1)
・中小企業・非製造業…+8(-2)
      
*カッコ内は前回調査との比較
*短観…日銀が行っている企業のアンケート調査。業況について、「良い」、「さほど良くない」、「悪い」の3つで尋ね、良いと答えた企業数の割合(%)から、悪いと答えた企業の割合(%)を引いた数値
*2018年7月2日、日銀
        
<さくらレポート(7月)>
■北海道…緩やかな回復
■東北…緩やかな回復
    
■北陸…拡大している
■関東甲信越…緩やかに拡大
■東海…拡大している
      
■近畿…緩やかに拡大
■中国…緩やかに拡大
■四国…回復している
■九州・沖縄…緩やかに拡大
     
*さくらレポート…地域経済報告の通称。全国9地域の経済情勢を取りまとめたもの。
「拡大」は景気が良く、「回復」は、景気が少し上向いてきた状況
*2018年7月9日、日銀
 フロー統計(全般)
                       
<GDP・2018年4-6月期>
・実質GDP…+3.0%(年率換算)
    
*GDP…国内総生産。1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和
*2018年9月10日、内閣府
     
<鉱工業指数(7月)>
・生産…102.4
・生産(第2次産業)は「生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」と判断。

*鉱工業指数…第2次産業の状況を、2010年の数値を100として指数にしている
*2018年8月31日、経済産業省
           
<建設工事・受注高>
・7月…6兆8380億円(前年比0.6%減)
*2018年8月31日、国土交通省
       
<第3次産業活動指数>
・7月…105.7
・第3次産業は「持ち直しの動き」と判断。
   
*第3次産業活動指数…第3次産業の状況を、2010年を100として指数にしている
*2018年9月11日、経済産業省
         
<機械受注>
・7月…9186億円(前月比11.0%増)

*機械受注…船舶・電力分を除いた民間の機械受注額。半年先の景気動向を示す指標
*2018年9月13日、内閣府
 フロー統計(消費)
                       
<商業販売額>
・7月…39兆6220億円(4.3%増)
・小売業の景気は、横ばい。
*2018年8月30日、経済産業省
         
<百貨店売上>
・7月…5617億円(6.5%減)
*2018年8月30日、経済産業省
      
<スーパー売上>
・7月…1兆1384億円(1.9%増)
*2018年8月30日、経済産業省
   
<コンビニ売上>
・7月…1兆900億円(1.3%増)
*2018年8月30日、経済産業省
        
<住宅着工戸数>
・7月…8万2615戸(0.7%減)
*2018年8月31日、国土交通省
         
<新車販売>
・8月…36万4216台(前年比2.5%増)
*2018年9月3日、自販連&軽自連
 国際収支
                       
<経常収支(2018年7月)>
■経常収支…+2兆97億円
   
■内訳
・貿易収支…-10億円
・サービス収支…-1744億円
・第一次所得収支…+2兆3549億円
・第二次所得収支…-1698億円
      
*経常収支…国の国際収支状況を表す指標。貿易収支、サービス収支、第一次所得収支(所得収支)、第二次所得収支(経常移転収支)の4つからなる
*2018年9月10日、財務省

【日本の最新経済情勢・目次】
■概況
■ストック統計
日本の総資産、各部門別資産状況、金融資産状況、外貨準備高
■雇用統計
■物価統計
消費者物価指数、企業物価指数、企業向けサービス価格、コメの取引価格、ガソリンの小売価格
■政策指標
マネタリーベース、マネーストック、日銀当座預金残高
■景気動向指標
短観、さくらレポート
■フロー統計(全般)
GDP、鉱工業指数、建設工事受注高、第3次産業活動指数、機械受注
■フロー統計(消費)
商業販売額、百貨店売上、スーパー売上、コンビニ売上、住宅着工戸数、新車販売
■国際収支
経常収支

<国民資産>
日本全体の資産状況。個人、企業、金融機関、政府の資産(非金融資産と金融資産の合計)。
 
<さくらレポート>
正式名は地域経済報告。日本銀行の各地方支店などからの報告をもとに、全国9地域の経済情勢を取りまとめたもの。

日銀
画像:日本銀行大阪支店
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