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・インフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。
具体的には、日銀当座預金の一部にマイナス金利適用と、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。
・マネタリーベースは前年比20.8%の伸びに対し、マネーストック(M3)は前年比8.0%の伸びとなっています。
・3月のマネタリーベース(平均残高)は、613兆3816億円。
前年比20.8%の増加。
・現在のインフレ率(消費者物価)は-0.4%、目標(インフレ率+2%)が遠い状況。
・日銀当座預金の一部にマイナス金利が適用されていますが、プラス金利が適用されるものや、ゼロ金利が適用されるものもあり、全体的な当座預金の金利(平均金利)は、現在、+0.05%となっています。
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・インフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。
具体的には、日銀当座預金の一部にマイナス金利適用と、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。
■マネタリーベース
・3月の平均残高…613兆3816億円(+20.8%)
・3月末時点…643兆6096億円
<内訳:3月末時点>
・日本銀行券…116兆117億円
・貨幣…5兆276億円
・日銀当座預金…522兆5703億円
*マネタリーベース…中央銀行が供給する通貨のこと
*2021年4月2日、日本銀行
■マネーストック:2021年3月
・M3…1490.0兆円(+8.0%)
*マネーストック…通貨総量。複数の指標が存在しますが、日本ではM3が使われます。
*M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(譲渡性預金)
*2021年4月13日、日本銀行
■日銀当座預金
・3月の平均残高…509兆3360億円
(このうち付利の対象487兆170億円)
<内訳>
・プラス金利…207兆6930億円(42.6%)
・ゼロ金利…247兆1910億円(50.8%)
・マイナス金利…32兆1330億円(6.6%)
*プラス・ゼロ金利適用には被災地支援オペなど特殊な積み上げがあります。上記の数値は特殊な積み上げなどを外した適用額で、実際の適用額とは異なります。実際のマイナス金利適用額は約5兆円
*カッコ内は、当座預金に占める割合
*日本銀行当座預金…金融機関が日銀に預けている当座預金のこと。3つの種類に分かれ、プラス金利(+0.1%)、ゼロ金利、マイナス金利(-0.1%)が適用されます
*2021年4月16日、日銀
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金融政策に直接関連のある統計指標です。
具体的には、マネタリーベース、マネーストック、日銀当座預金残高が該当します
マネタリーベースは、中央銀行が供給する通貨のこと。
マネーストックは、通貨の総量。金融機関と中央政府を除いた経済主体が、保有する通貨の合計です。
日銀当座預金は、市中の金融機関が日銀に預けている当座預金のことです。
現在、マネタリーベースを増加され、マネーストックを伸ばす金融政策が行われています。
また、日銀当座預金の一部に、マイナス金利を導入し、資金の循環(お金が回る)を良くする政策が行われています。
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インフレ率2%を目標に、日銀が行っている金融緩和政策です。
具体的には、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れ(年間増加80兆円を目途:マネタリーベース増加)が行われています。
政策として、マネタリーベースを増加させています。
これを受けて、ようやくマネーストックも伸びてきました。
かつて、アメリカが金融緩和(QE3)を行なった時は、すぐにマネーストック(M2)の伸びは前年比8%を超えました。
マネーストックの伸びが、マネタリーベースの増加にすぐに結びつかないのは、お金が増えた(増収の)ときに「使う国民」と「貯金する国民」の差だとも言われています。
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金融機関などのお金が預金されている日本銀行の当座預金に、マイナス金利を導入した政策。
それ以前は、日本銀行の当座預金には、プラス金利とゼロ金利のみが適用されていました。
2016年1月の日銀・金融政策決定会合で、日銀当座預金にマイナス金利導入が決まり、実施されています。
金融機関のお金が日銀当座預金に留まって、「お金が回っていない」状況を打破するための政策ですが、現時点では、悪い影響も出ています。
強引な貸し出しや銀行の処理負担増加など。
*日銀当座預金へのマイナス金利導入は、2016年1月29日の金融政策決定会合で決まりましたが、賛成5人、反対4人の僅差での決定。
反対意見としては、複雑な仕組みが混乱を招く惧れがある、実体経済に大きな効果をもたらさない(国債買い入れだけで十分)などの意見が出ました。
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