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・安定したインフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。具体的には長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。このため、2023年12月末時点で、日本の国債(1222兆円)のうち47.9%を日本銀行が保有しています。
・6月14日の日銀・金融政策決定会合で、次回の金融政策決定会合(7月30日と31日)以降に「国債買入れを減額する」方針を決定しました(賛成8反対1)。具体的な減額計画については、次回の金融政策決定会合で決めます(金融緩和の出口戦略が始まります)。
・日銀当座預金におけるマイナス金利は、2024年3月に解除されました。
・マネタリーベースは前年比0.6%の増加に対し、マネーストック(M3)は前年比1.0%の伸びとなっています。
・6月のマネタリーベース(平均残高)は671兆1098億円。前年比0.6%の増加。
・現在のインフレ率(消費者物価)は+2.6%、目標はインフレ率+2%です。
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安定したインフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。具体的には長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。なお、マイナス金利政策は2024年3月で解除されました。
マネタリーベース
・6月の平均残高…671兆1098億円(+0.6%)
・6月末時点…675兆3850億円
▮ 内訳:6月末時点
日本銀行券…118兆9098億円
貨幣…4兆7038億円
日銀当座預金…551兆7714億円
*マネタリーベース…中央銀行が供給する通貨のこと
*2024年7月2日発表、日本銀行
マネーストック:2024年6月
・1610.0兆円(+1.0%)
*マネーストック…通貨総量。複数の指標が存在しますが、日本ではM3が使われます。
*M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(譲渡性預金)
*2024年7月9日発表、日本銀行
日銀当座預金
・6月の平均残高…548兆9250億円
*マイナス金利政策は2024年3月で解除されました
*カッコ内は、当座預金に占める割合
*日本銀行当座預金…金融機関が日銀に預けている当座預金のこと。プラス金利(+0.1%)とゼロ金利(準備預金に対して:法律により預けることが決められた金額)が適用されます(2024年3月から)
*2024年7月16日、日銀
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金融政策に直接関連のある統計指標です。具体的には、マネタリーベース、マネーストック、日銀当座預金残高が該当します
マネタリーベースは、中央銀行が供給する通貨のこと。
マネーストックは、通貨の総量。金融機関と中央政府を除いた経済主体が、保有する通貨の合計です。
日銀当座預金は、市中の金融機関が日銀に預けている当座預金のことです。
現在、マネタリーベースを増加され、マネーストックを伸ばす金融政策が行われています。
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インフレ率2%を目標に、日銀が行っている金融緩和政策です。
具体的には、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れ(年間増加80兆円を目途:マネタリーベース増加)が行われています。
政策として、マネタリーベースを増加させています。これを受けて、ようやくマネーストックも伸びてきました。かつて、アメリカが金融緩和(QE3)を行なった時は、すぐにマネーストック(M2)の伸びは前年比8%を超えました。
マネーストックの伸びが、マネタリーベースの増加にすぐに結びつかないのは、お金が増えた(増収の)ときに「使う国民」と「貯金する国民」の差だとも言われています。
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金融機関などのお金が預金されている日本銀行の当座預金に、マイナス金利を導入した政策。2016年1月の日銀・金融政策決定会合で導入が決まり、22024年3月まで行われました(2024年3月で解除)。
なお、解除されたため、日本銀行の当座預金には現在、プラス金利とゼロ金利のみが適用されています。
マイナス金利政策は、金融機関のお金が日銀当座預金に留まって、「お金が回っていない」状況を打破するための政策でした。
*日銀当座預金へのマイナス金利導入は、2016年1月29日の金融政策決定会合で決まりましたが、賛成5人、反対4人の僅差での決定。反対意見としては、複雑な仕組みが混乱を招く惧れがある、実体経済に大きな効果をもたらさない(国債買い入れだけで十分)などの意見が出ました
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