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政策指標
  
▮ 金融政策指標・概況

▮ 金融政策指標
マネタリーベースマネーストック日銀当座預金残高

▮ 解説・金融政策関連指標とは

▮ 解説・資産買い入れとは

▮ 解説・マイナス金利とは
 金融政策関連指標・概況
                       
・インフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています(国債の買入れ)。

マネタリーベースは前年比1.6%の増加に対し、マネーストック(M3)は前年比1.8%の伸びとなっています。
    
・3月のマネタリーベース(平均残高)は666兆2400億円。前年比1.8%の増加。
   
・現在のインフレ率(消費者物価)は+2.6%、目標はインフレ率+2%です。

・日銀当座預金でのマイナス金利は2024年3月に解除されました。
   
 政策指標
                       
インフレ率2%を目標に、日銀による金融緩和が行われています。具体的には、日銀当座預金の一部にマイナス金利適用と、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れが行われています。
      


マネタリーベース
  
・3月の平均残高…666兆2400億円(+1.8%)

・3月末時点…686兆7871億円
   
▮ 内訳:3月末時点

 日本銀行券…120兆8799億円

 貨幣…4兆7252億円

 日銀当座預金…561兆1820億円

 
*マネタリーベース…中央銀行が供給する通貨のこと
*2024年4月2日発表、日本銀行


     
マネーストック:2024年3月
   
・1596.8兆円(+1.8%)
   

*マネーストック…通貨総量。複数の指標が存在しますが、日本ではM3が使われます。
*M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(譲渡性預金)
*2024年4月11日発表、日本銀行
   

     
日銀当座預金
   
・3月の平均残高…553兆7870億円
      

*マイナス金利政策は2024年3月で解除されました
*カッコ内は、当座預金に占める割合
 
*日本銀行当座預金…金融機関が日銀に預けている当座預金のこと。プラス金利(+0.1%)とゼロ金利(準備預金に対して:法律により預けることが決められた金額)が適用されます(2024年3月から)
*2024年4月16日、日銀
 
 金融政策関連指標とは
                       
金融政策に直接関連のある統計指標です。具体的には、マネタリーベース、マネーストック、日銀当座預金残高が該当します
   
マネタリーベースは、中央銀行が供給する通貨のこと。
     
マネーストックは、通貨の総量。金融機関と中央政府を除いた経済主体が、保有する通貨の合計です。
  
日銀当座預金は、市中の金融機関が日銀に預けている当座預金のことです。
    
現在、マネタリーベースを増加され、マネーストックを伸ばす金融政策が行われています。
  
 金融政策・資産買い入れとは
                       
インフレ率2%を目標に、日銀が行っている金融緩和政策です。
    
具体的には、長期金利が0%で推移するよう国債の買入れ(年間増加80兆円を目途:マネタリーベース増加)が行われています。
  
政策として、マネタリーベースを増加させています。これを受けて、ようやくマネーストックも伸びてきました。かつて、アメリカが金融緩和(QE3)を行なった時は、すぐにマネーストック(M2)の伸びは前年比8%を超えました。
 
マネーストックの伸びが、マネタリーベースの増加にすぐに結びつかないのは、お金が増えた(増収の)ときに「使う国民」と「貯金する国民」の差だとも言われています。
 
 金融政策・マイナス金利
                       
金融機関などのお金が預金されている日本銀行の当座預金に、マイナス金利を導入した政策。2016年1月の日銀・金融政策決定会合で導入が決まり、22024年3月まで行われました(2024年3月で解除)。
   
なお、解除されたため、日本銀行の当座預金には現在、プラス金利とゼロ金利のみが適用されています。
   
マイナス金利政策は、金融機関のお金が日銀当座預金に留まって、「お金が回っていない」状況を打破するための政策でした。
   
*日銀当座預金へのマイナス金利導入は、2016年1月29日の金融政策決定会合で決まりましたが、賛成5人、反対4人の僅差での決定。反対意見としては、複雑な仕組みが混乱を招く惧れがある、実体経済に大きな効果をもたらさない(国債買い入れだけで十分)などの意見が出ました

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